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「小説になった粉浜のうまいもん」深掘り紹介!vol.3

ミニコミ誌「こはま日和」でチャチャ入れ隊が賑やかにご紹介した美味しいあれこれ。小説『たこ焼きの岸本』に登場した小説になったあの味、その歴史、おいしさの秘密を深掘り、今週もご紹介していきまーす。

★作中グルメ その5

ショコラベア
プチシュー(10ヶ)

『洋菓子専門店 POIRE-ポアール-』



粉浜から坂を上がれば帝塚山。

坂の下の文字通り下町っことして育った筆者には、お屋敷街を抜けた坂の上のケーキ屋は、憧れのおフランスそのものだった。大きな丸窓からそっと覗けば、シャンデリアが燦めいて…。

ちょうど学校で回し読みして、女子が皆して夢中になっていた「“ベルばら”の世界や」と思ったことを覚えている。

「小説になった粉浜のうまいもん」深掘り紹介!vol.3


小説『たこ焼きの岸本』では、主人公・十喜子さんが、
「パリのカフェみたい。行ったことないけど」と呟く。

うん、そうそうと思わず膝を打った粉浜っこも多いのではないだろうか。


『ポワール』の創業は1969年。ヨーロッパを訪れた辻井良朗さんが、帰国後、バターケーキではない生クリームのケーキを日本でも食べてもらおうと始めたそう。1972年には、板チョコが主流だった世の中にトリュフチョコをいち早く提案したとか。

そして帝塚山はチン電の姫松停留所前に、パリのような本店ビルが完成したのは翌年のこと。ベルサイユな丸窓は今もランドマーク的存在だ。


「小説になった粉浜のうまいもん」深掘り紹介!vol.3



チーズケーキやモンブランなど、開店当初からある看板商品は数多い。

中でもプチシューは、1日1万個も売れるベストセラーにしてロングセラー商品。コーヒーのお供にと出したら好評で販売を始めたのだそう。

小学生の頃、「お土産やで」と父が得意気に提げて帰ったのは、いつもこのプチシューだった。白い紙製のケーキ箱にガサッと詰め込まれたプチシューを、弟と取り合って食べたものだ。

ガサッと―と、記憶しているのだが、「20個なら9個の2段の上に2個載せる」との法則があったとか。それでも、「ケーキの上にケーキを載せるなんて!」との声が出て、確かに下のシューはへしゃげるし。


「小説になった粉浜のうまいもん」深掘り紹介!vol.3


ある日、専用の箱が作られた。今では1つ1つトレーに載ってお行儀良く並んでいる。
味は昔のままと思ったら。「バニラ・ビーンズを見直し、クリームをカスタードオンリーにし、パフを切らずに下から注入するように変えたり」、色々進化しているらしい。





続きは、こはま日和でお楽しみください。


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